JFIR research studies
JFIR seminar / symposium
欧州は今:重層的多極化する欧州とアジア
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最新のコメンタリー
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e-論壇百花斉放
JFIR主催 / GFJ連携 / CEAC連携 / WSD後援
グリーンランドの価値
グリーンランドとはどこにあるか、分かる方はかなり地理に詳しい方だ。カナダの北東近くにある世界最大の島で、そのほとんどが北極圏内にある。名前からして緑に覆われた島かと思いきや、そのほとんどが雪と氷に閉ざされた、真っ白な島である。 グリーンランドは厳しい自然環境のため、人口はとても少ない。日本の6倍の土地にわずか6万人しか住んでない。しかし多くの鉱物資源が埋蔵されており、しかもほとんど手付か
船田 元
衆議院議員ドイツ総選挙、与党大敗の原因と今後の展望
2月23日に行われたドイツの総選挙は、予想通りショルツ政権与党の大敗に終わった。その原因はどこにあるのか。また、今後のドイツ政治はどう展開するのか。選挙の投票率は82.5%と高かった。これは、1980年の東西ドイツ統一以降で最も高かった。第一党は保守野党のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)で得票率は28.6(2021年の前回は24.2)%、第二党は極右の「ドイツのための選択肢(AfD)」
舛添 要一
国際政治学者「日米共同防衛」容認せぬ共産党の危険な安保論
周知のとおり、日本共産党は「日米安保廃棄」を主張している。党綱領四では「日米安保」を廃棄し日米友好条約を締結すると規定している。その理由は、「日米安保」は米国の世界戦略の一環であり、日本を守るものではないからという。その根底には共産党の「反米反戦」のイデオロギーがある。具体的には、「在日米軍は、海兵遠征軍・空母打撃群・遠征打撃群・航空宇宙遠征軍という四つの殴り込み部隊で構成されており、いずれの部
加藤 成一
外交評論家(元弁護士)(連載2)台湾統一をめぐる習近平政権の野望と日本
トランプ大統領は就任以降、「習近平は良い男だ。話せばわかる」ということを発言している。あまり頭のよくない日本やアメリカのマスコミたちは、この発言を「言葉通り」に受け取って「トランプ大統領は、アメリカファーストとカネのために民主主義を裏切って中国やロシアに近づいている」などということを言う。もちろんそのような解釈もできるのであるが、実際にトランプ大統領が行っている内容は、対中包囲網と経済的な封じ込
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト中国EVの強さの元
現状の中国EVの状況などの考察です。EVなどの自動車輸出世界1位となった中国に「収益の伴わない好況」ではないかの懸念が。でも中国は共産党の国家で一見破綻しそうに見えるEV各社の中で、実は選ばれたTOP企業には決して破綻させない状況が準備されています。 何しろ中国の自動車産業の世界制覇は共産党主席によって宣言された内容であり、中国の産業政策の絶対的命令の事業です。なので国家の威信と半端ない
河村 たかし
自動車エンジニア「台湾有事」はなぜ「日本有事」か?
かねてより「中華民族の偉大な復興」を掲げる習近平中国共産党政権にとって、台湾は核心的利益であり、台湾併合は残された唯一の悲願であろう。この大方針は、中国共産党の指導の下に驚異的な経済発展を成し遂げた14億人の中国国民にとっても望むところと考えられる。だからこそ、習近平国家主席は「台湾平和統一」が困難となれば、「台湾有事」すなわち「台湾武力併合」の可能性を否定しないのである。共産主義の中国と自由民
加藤 成一
外交評論家(元弁護士)最近の活動報告
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日本国際フォーラム ( JFIR ) とは
日本国際フォーラムは、市民社会の側から、つまり民間・非営利・独立・超党派の立場から、会員および市民の参加を得て、外交・国際問題について研究・討論・交流・提言等の活動を促し、もって内外の世論の啓発に努めることを目的としますが、それ自体が組織として特定の政策上の立場を支持し、もしくは排斥することはありません。
特定の提言の内容について責任を有するのは、あくまでもその提言に署名した者に限られます。日本国際フォーラムは、1987年3月に財団法人として設立されましたが、2011年4月以降は、内閣総理大臣からその活動の公益性を認められて、公益財団法人に移行しました。