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2006-04-19 00:00
国連改革と安保理拡大について
高原昭二郎
自由業
白石教授は上記の「JFIRコラム」記事の中で「日本が常任理事国になれないからといって分担金引き下げを求めるというのは賢明ではない」「こういうカードは一度、使うと、二度と使えないし、実際に分担金を引き下げれば、結局のところ、国連における日本の力の低下をもたらす」と述べておられる。前者についてはともかく、後者については必ずしも同意できない。
率直に言って現在日本が分担金を全体の2割近く負担しているからと言って、日本の力が評価されているとは思えない。帰するところは日本の外交的力、影響力であり、これがあれば分担金の多寡は関係がない。また、日本がこのような力、影響力を備えていれば、自ずと常任理事国への道は開かれるのである。
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