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2009-07-24 00:00
(連載)麻生首相に与える自民党必勝法(1)
藤井 厳喜
ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
国会が、7月21日解散され、いよいよ政界は総選挙に突入する。世間では、自民党大敗と民主党政権誕生を予想する向きが大部分である。しかし、自民党が勝利する道はまだ残っているように思う。この場合の勝利の定義とは、自民党と公明党が合わせて衆議院の過半数を確保する事である。今日は、総選挙における、自民党必勝法を麻生首相に伝授したい。基本は、自民党の保守色を全面的に出し、民主党との違いをハッキリさせ、従来の自民党支持層をもう一度、結集する事である。そのために、麻生首相はまず、浜田防衛大臣を連れ、ただちにヘリコプターで尖閣列島に上陸せよ。尖閣列島で記者会見を開き、同列島に自衛隊の基地を作ることを発表せよ。尖閣列島近海におけるシナとの海底油田の共同開発を中止し、日本独自の海底油田の開発開始を宣言せよ。これによって、麻生首相の強い国防意識を国民と世界に知らしめることができる。
つぎに、麻生首相は、靖国神社と伊勢神宮に参拝せよ。伊勢神宮においては、自然の生態系の調和と共に生きることこそが日本文明の真髄であり、それを象徴するのが伊勢神宮である、という趣旨の演説をせよ。つまり、伊勢神宮は今後の世界の真の環境運動の聖地となる場所である、と世界に向けて宣言するのである。8月15日には、靖国神社に参拝し、麻生首相の信ずるところの日本の近現代史観を堂々と語ればよい。大東亜戦争に関しても、首相の思うところを語れば、必ずや愛国心をもつ国民に訴えるはずである。大東亜戦争において、日本は欧米の植民地主義をアジアから追放すべく奮闘した。現在の日本は、シナの帝国主義・植民地主義をアジアから一掃すべく、戦わなければならない。麻生首相は、チベットやウイグルの問題を靖国神社から世界にアピールすべきである。
靖国神社へは、出来れば外国人と一緒に参拝すると良いだろう。例えば、台湾の李登輝元総統や、イスラエルの元駐日大使のエリ・コーヘンさんなどに声をかければ、喜んで一緒に参拝してくれるだろう。インドネシアのユドヨノ大統領も「安部首相の靖国参拝は当然の事である」と発言しているから、一緒に参拝してくれるかもしれない。また、駐日各国大使に広く呼びかければ、多くの大使が一緒に参拝してくれるだろう。
靖国神社の「靖国」とは、「平和な国」という意味である。8月15日に「平和のアピール」を世界に向けて、発信するのである。靖国神社の中には、鎮霊社という、あらゆる戦争における全ての戦死者を慰霊するお社があるので、首相は本殿のみならず、鎮霊社にも必ずお参りすべきである。なお、8月15日に靖国神社に参拝する前に、8月6日広島、8月9日長崎の原爆被害者慰霊祭にも参加し、世界の核兵器保有大国に核兵器全廃を要求することも重要である。(つづく)
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