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2009-09-07 00:00
塚崎公義先生の「外国人労働者受入れ」不要論に賛成！
玉木洋
大学教授
塚崎公義先生の９月４日付け本欄への投稿「外国人単純労働者の受入れは不要」に賛成です。もちろん、外国人単純労働者の受入れについては、「低賃金の単純労働者の確保によって、競争力を維持したい」という製造業の事業者の、受入れ拡大論があり、それはそれなりに分からなくもないところがあります。しかし、日本社会全体の長期的視点からすれば、損失の方が多いのは、ほぼ明らかのように思われるのです。<br /> <br /> 現状において国内で失業者が多数あることは周知のとおりです。また、欧州諸国で、移民と従来からの国民との間に摩擦があったり、移民に関する国家財政上のコストも非常に大きくなっていることもよく知られているところです。<br /> <br /> 「研修」や「日系」に限定してきたこれまでの我が国での受入れ方式でさえ、既にさまざまの問題を発生させていることもよく知られているところです。<br /> <br /> 単純労働者の移民を解禁したり、拡大したりすることにより発生すると思われる将来の大きな問題は、既に国内でおきつつある問題や、外国で起こってきた問題を見れば、容易に分かるはずのことです。塚崎先生もご指摘のように、労働力不足分野の問題は、別の方法で解決すべきものと思います。
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