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2009-09-16 00:00
マニフェストは守るのが大原則・・・だが
玉木洋
大学教授
昨日の拙稿「マニフェストにこだわらずより良い政策を」に、若干の補足をさせていただく。いうまでもなく、マニフェストはこれを守って約束通り実行することが大原則である。それでなければ政策をマニフェストとして掲げて選挙の洗礼を受ける意味がない、というのが基本である。それは私もそう思う。「政策変更しなければならない状況を説明の上」などとは書いたのだが、その認識が私の前の投稿ではほとんど表面に出ていなかったように見える。そのことは良くなかったかもしれない
しかし、現下の緊急重大な課題を前にして、それら全課題についてマニフェストどおりに実施することが不可能あるいは無理なこと、また部分的にマニフェストどおりに政策を実行しても、それは逆にマニフェストの総体を破綻させ、さらに国家・国民の将来により大きな災禍をもたらすこと、その危惧が私の前稿執筆の動機であったところも補足し、ご理解を得たいと思う。
確かにマニフェストは守るべきであり、守らなければ、その政党は本来重大な責任を問われるべきである。しかし、与党が責任を問われることをおそれて、国家国民に災禍を招くことは、より悪い事態である。マニフェストを守らないことの方が、国家・国民によいと分かった時点では、国家・国民を守るための豹変こそが、君子の道であり、それこそが結局は民主党の評価も上げるのではないか、ということが言いたかったことである。
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