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2006-05-14 00:00
「ポスト・ポスト冷戦時代」再論
吉田春樹
吉田経済産業ラボ代表
私のポスト・ポスト冷戦時代論は、90年までの冷戦時代、91年からのポスト冷戦時代に対し、9.11テロ以降のポスト・ポスト冷戦時代=新しい国際緊張の台頭を説いたものです。
現在、エネルギー問題が表面化する中で、ロシアの大国意識が問題になっています。すなわち、欧州でも国際緊張が高まる方向にあります。90年代には、地球規模でのポスト冷戦時代のなかにあって、アジアでは、中台問題、朝鮮半島の南北問題が冷戦時代を引きずっているものと認識されていました。そのとおりと思います。しかし、近年の中国の軍事大国化の兆候や南北接近の続く中での北朝鮮の核問題は、第二次世界大戦後の冷戦時代とは異質の問題であると理解しています。この冷戦は、チャーチルの鉄のカーテンの指摘に始まり、明らかにイデオロギーの対立でした。
近年の新しい国際緊張の高まりを見ながら、一つの時代概念として、ポスト・ポスト冷戦時代と名付けました。なお、私自身は、「東アジア経済共同体」論者であることを自負しています。いくつかの小論がありますが(その一部はこのホームページの「JFIRコラム」欄でも紹介されましたが)、岩波書店の月刊誌『世界』の本年1月号、東アジア共同体特集の中の「まずは経済共同体の創設から」をお目通しいただければ光栄です。
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