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2009-12-18 00:00
超低金利時代に思う
森 浩晴
大学講師
サラリーマンを卒業させられ、今や、講師業という自由業になった我が身にとっては、銀行預金利子は貴重な財源であります。年末に満期を迎える大口定期を有しているのですが、折しも、今日、その銀行から電話がありました。「定期預金の利率は益々下がっている。ここは一つ、別の金融商品をやられてはいかがか」との提案。
大学で経済学を専攻し、今も一部大学で経済原論を講じている私ですが、実体経済や生きた金融には全く不明の状況です。また生来、徹底したリスク・アヴァーターであり(生き方は必ずしもリスク・アバージョンしていないのですが...)、預金保険の対象となる定期預金にしか関心のない私としては、元本割れや利率の変動に一喜一憂するよりは、たとえ低利でも盤石な定期預金の方が良いのですが、聞けば、現行の利率は「0.1%」との由。1,000万円預けても年間1万円、税引き後8,000円という超低金利。さすがに原資をどうするか、悩ましく感じる次第です。
金融経済の初歩を知らぬ者として、愚直な意見を提示させていただくと、なぜこのような超低金利が多年に亘って横行するのか、一般庶民に薄利を強いて、銀行だけは安泰な経済システムが、堅牢に守護されているのか、いささか残念に思う次第であります。特に、我が家の様な、半セミ・リタイア家計(夫:セミ・リタイア講師業/妻:教諭)にとっては、銀行利子も大切な糧であり、ここである程度の高金利が確約されれば、それなりに消費性向も高まり、総じてマクロ的に消費浮揚に帰する、とも考えられなくはないのですが...。
金利の問題は、一国の経国在民に影響し、短兵急に結論を出すべきではないのでしょうが、今一度、庶民や中小零細企業にも思いを致して、金融政策を講じるべきものと愚考致します。
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