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2006-05-24 00:00
竹島というちっぽけな島にこだわってはいけない
小椋智子
NGO職員
5月12日付けで「JFIRコラム」に掲載された中西輝政「堂々と船を出しぶつけれられるべきだった」について、意見を述べさせてもらいたい。中西氏は「国連海洋法は科学的調査を実力で阻止することを固く禁じており、日本の調査船に対して韓国の警備艇が船の横腹をぶつけるなどの阻止行動に出た場合、それは明々白々な国際法違反である」と述べ、「日本政府は堂々と調査船を出せばよかったのだ。そして、ぶつけられたら、韓国の国際法違反の非を世界に鳴らすことができた。韓国が国際的なルールを守ることができない国家であることが明らかになれば、領有権問題も大きく前進したはずである」と述べておられます。
しかし、韓国が猛反発する中で無理に調査船を派遣し、韓国と衝突した場合に、「国際法上はこちらが正しい」と主張しても、それにどのような意味があるのでしょうか。国際法上どうであれ、日本と韓国の領土問題が世界の関心を集めるとも思えません。韓国国民の日本への悪感情がいっそうつのれば、それこそが日本外交にとって大きな損失となります。竹島というちっぽけな島にこだわって、日韓友好という大きな利益を失うことがあってはならないと思います。私は韓国との歩み寄り・協調路線を選んだ日本政府の態度を弱腰とは思いません。協調路線を維持していくことで、逆に国際的に日本の立場を強めることもできるはずです。韓国もいつの日か、その対日態度を変えてくれるでしょう。それまで待てばよいのです。
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