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2010-03-14 00:00
朝青龍バッシングは止めよう。
宮崎 厚
ベンチャー企業顧問
日本外交にとってモンゴルは非常に大事な国です。民族的には全く日本と変わらず、島国日本と違い大陸のど真ん中で、厳しい自然環境の中で生活する、たくましいアジア民族の姿です。その平原で育った青年が日本へ来て相撲で活躍してくれたのではないですか。賞賛すべきでこそあっても、バッシングすべきことではありません。もう一つ、やくみつるさんなんかが、「横綱の品格」といった日本人ですらイメージだけでは良く分からないことを言いながら、自分はちょび髭とへんな帽子で公共放送の前に出てきて文句をつけまくるのは、何かおかしい。漫画家という職業スタイルであるから許されるのであって、我々サラリーマンの世界ではありえないスタイルです。自分こそ普通の社会人の体をなしていない。この人はどんな立派な漫画を書いた人なのか?
「横綱の品格」とは、日本国民や相撲界の関係者が個人個人で追及するものであり、他人に要求するものではないような気がする。皇族の自由や人格を否定して、皇室に「天皇の尊厳」を押し付ける要求みたいです。現代の人に、双葉山の尊厳を知っている人は、極めて少ないはずです。皆想像でものを言っているだけです。
こんなことを朝青龍に押し付けて、モンゴルの人が日本に悪い印象を持ってしまったらつまらないと思っていたら、やく氏は、くしくも「朝青龍のお蔭で、日本とモンゴルの関係が悪くなる」などといっているので驚いた。彼の漫画とどう関係してこんな発言になるのか。相撲を通じて日本とモンゴルがドンドン親しくなり、国民同士の親近感が生まれ、政治、経済の関係がドンドン深まる事を望みます。
外国人に度量の狭い日本人であってはならない。外国人もどんどん相撲に入ってきて、相撲が日本で行われるワールド競技になって欲しい。白鵬、琴欧州、把瑠都頑張れ。魁皇も頑張れ。相撲の良さは、個人個人それぞれが追求して欲しい。自分のイメージで人に要求するのは止めよう。日本がこれから国際的舞台で活躍し、世界のオピニオン・リーダーとなるために、相撲のスポーツ性を大切にしよう。かつて中国との間で「ピンポン外交」等があって、国交回復に繋がりました。相撲を通じてモンゴルと日本の関係をもっと緊密にするきっかけをつかもう。
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