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2010-04-15 00:00
(連載)国民の意識の変化に政治家がついていけない(1)
宮脇 磊介
初代内閣広報官・宮脇磊介事務所代表
国民有権者の意識の変化のスピードが速くなっています。なぜか。政治に対する関心のエネルギーが高まり、かつ大きく膨らんできたことによるのでしょう。気分のマグマが大きくなっているのです。風を起こすには、国民有権者の意識変化のスピードに合う速さか、それをリードする速さが決め手です。遅れていては、風に乗れません。まして、風を起こすことはできません。取り残されます。この事実と理(ことわり)を知ることが、この際、最も大事なことです。そのうえでまわりを見渡してみましょう。
民主党はどうか。ほぼ全体が気づいていません。政権交代気分から抜けられないでいるからです。4年間民主党政権が續くとばかり思っています。民主党支持の有権者の中にも、変化していない人たちがいます。みな失望はしています。しかしなお、「自分の一票で政権交代が出来た。長持ちしてほしい。時間をかければ民主党も良くなるだろう」との期待を捨て切れずにいる人たちです。
マスメディアはどうか。一部では気づき始めています。でも大方は、政治家同様従来からの永田町ペースです。新党はどうか。新党を作り、また、作ろうとしている人たちの多くは、気づいているといってよいでしょう。ただ、政治の現状への危機感だけで走っている人もいます。しかし、この人たちも新しい政治を創築するうえでは、貴重な人たちです。
自民党はどうか。谷垣自民党執行部や旧い自民党政治家は全く気づいていない。言われても分からないでしょう。物事にピンとくる人とこない人がいます。ピンとこない人には、いくら理を説いても分かりません。Serendipity(感知能力)の問題だからです。谷垣自民党のスピードの遅さには驚かされます。取り残される筆頭です。化石化のスピードだけが進んでいます。民主党政権が4年間は續くと考えていたり、自民党の復活には10年かかるなどと言ったりしている。その間に自民党は雲散霧消することが見えていないのです。(つづく)
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