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2010-04-16 00:00
(連載)国民の意識の変化に政治家がついていけない(2)
宮脇 磊介
初代内閣広報官・宮脇磊介事務所代表
新しい政治を目指す新しい自民党の人たちは、国民有権者の政治意識の変化のスピードに乗って、風を起こさなければなりません。理念と政策の柱は不可欠です。保守と構造改革成長路線です。それを国民有権者に、時間をかけないで早期に理解してもらうには、言論環境の整備が間に合わない状況が現実にあります。しかし、これを乗り越えることは可能です。
それを可能ならしめるものは、国民有権者を引き付けるリーダーシップと強力なパワーです。それが他の新党よりも迫力のあるものであれば、みんなついてきます。民主党内では動揺が増幅してゆきます。分裂も起こさせうるでしょう。メディアが風を起こし加速させてくれます。
新しい顔は誰か。当面、舛添要一が有力でしょう。好き嫌いや過去の因縁や多少の難点があっても、代案がなければ、盛りたててゆくのが今採る選択でしょう。舛添にも、党内で志ある人たちと結束する器量が必要です。さもなければ、舛添よりも強い突破力のある人間が出れば、そのほうを選べばよい。突破力がなければ、風は起こせません。鳩山に辞任を迫るだけで、国家の威信を傷つけ、国民生活を立ち直れないまでの混乱に導く民主党の速やかな解党を迫れずにいる谷垣や現自民党執行部は、一日も早く後方へ退くことです。有害無用の存在になっていることが分からないとすれば、恐ろしいことです。
自民党の新綱領やネクスト・キャビネットの顔ぶれに、関心を持っている国民有権者がいるでしょうか。著名新人を看板にしみても、早晩飽きられることは、必定です。あわれです。参議院選挙までに環境を整え、民主党政権を総辞職解散総選挙に追い込み、同日選挙を目指す。そのスピードが勝負です。風が起きれば、質の良い候補者を見出すことは容易になります。心配無用です。自民党の中の都合に縛られてはなりません。政界全体を視野に入れた構想力と行動が求められています。今が自民党にとって千載一遇・唯一無二のチャンスなのです。「新しい自民党の人たち」の知恵とパワーに期待します。(おわり)
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