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2010-08-02 00:00
(連載)民主党政権は、内外に外交の正論を唱えよ(1)
宮崎 厚
ベンチャー企業顧問
民主党政権は、野党に慣れていたため、一流のイチャモン氏が揃っているように見えます。自民党政権の末期には、衆参のねじれを存分に利用し、衆院の3分の2の再可決を「ファシスト」呼ばわりして、攻撃していました。そのため、先の参院選後に過半数割れの結果ねじれ国会が出現すると、これを恐れ、政局に走っているように見えます。
ねじれ国会の打開策は、外交政策を前面に出し、内外に正論を唱えることが重要です。外交上の正論は、自民党もみんなの党も反対できるわけがなく。挙国一致に近い意見となるでしょう。反対する野党には、きっと選挙の洗礼が待っていることでしょう。
その一つは、ロシアが第二次世界大戦の戦勝記念日を1945年9月2日としたことに、なぜ抗議しないのかということです。同年8月15日、天皇陛下の玉音放送によって、日本は明確に武器を放棄して、降伏したのです。そのことを明確にしないと、日本の降伏後に旧共産ソビエトが北方領土を占領し、今に至ってそれを正当化しようとしていることを、認めることになります。岡田外相が明確に抗議しないのなら、菅総理がメドベージェフを名指して、「スターリン主義の轍を踏むのは、認めない」と主張すべきです。それはイチャモンではなく、正当な議論です。
二つ目に問題なのは、防衛省が出そうとした『防衛白書』に竹島のことが書いてあるため、韓国に配慮して、その発行を差し止めたことです。これはおかしい。竹島問題は、敗戦後の日本の苦難の時代に、韓国が李承晩ラインなるものを設けたことに端を発するものであり、対馬・竹島を取ろうとして、多数の日本漁民を拿捕・抑留して苦しめた事実を、忘れてはいけないからです。外交の話し合いとは、相手の主張が正しくないのに妥協点を探ったりするのではなく、自国の正当性をもって如何に相手を説得するかにかかっています。(つづく)
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