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2010-08-21 00:00
岡田外相を評価します
宮崎 厚
ベンチャー企業顧問
最近の外交関連記事を見ていて、岡田外相にはなかなか良いところがあると感じました。その一つは、カザフスタン・ウズベキスタンあたりの中央アジア2カ国を訪問した事です。旧ソ連から独立した中央アジア各国は、日本外交にとってこれから本当に重要になる、と考えています。
二つ目は、インドとの原子力協定の件です。有識者とかいう、分けのわからぬ変な人達が文句を付けていますが、勿論米印間の同様な協定のバックがあってのことでしょうが、核拡散防止条約に加盟してないインドと原子力の平和利用に関する協定を結ぶ事は、大変重要と思います。いきなり核実験禁止や核兵器の廃止を持ち出して協定不成立を目指すよりも、原子力の平和利用をスタートに協定締結を成功させた上で、その後は核不拡散や核軍縮へ向けた議論に向かうきっかけに出来ればと考えるのが正論と思います。インドの次にはパキスタンとも協定できるように期待します。その前に、今回パキスタンの洪水被害の救援のため自衛隊を出して協力することには、大変意義があると思っています。
三つ目は、排他的経済水域(EEZ)の確定のため、離党25島を国有化する事です。日米安保条約があると言っても、このようにEEZが定まらずに来た事が、不思議に思われます。これまで米国は、いったい何処までが日本領土なのかの確信無きまま、日米安保同盟を運営してきた事になり、驚きました。択捉島、竹島、尖閣諸島は当然この日本領土に入る、と私は確信しています。
岡田外相も政治家ですから、国内政局のごたごたに巻き込まれざるを得ない立場もおありでしょうが、そのなかでしっかりと外交努力をされておられるように感じました。それにしても、博愛主義者や元市民運動家の前首相、現首相は、政局何やらでいったい何をしているんでしょうかね。一方で円高による失業の輸入をドンドン進めながら、他方で国内雇用対策を進めるそうです。のんきですね。
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