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2010-09-09 00:00
(連載)民主党代表選の後に来るものは何か(1)
角田 勝彦
団体役員
9月14日の民主党代表選を前に、政治マニアと選挙で稼ぐマスコミなどは、いざ天下分け目の決戦と沸き立っているが、本欄への6月6~7日の拙稿「雨降って地固まる?」で論じたとおり、基本的に日本国は、分裂するのではなく、なんとか勝つと見込まれる菅直人首相のもと、協調を選択し、国論の統一に向かう可能性が強い。小沢一郎前幹事長の豪腕に諸懸案の一挙解決を夢想する英雄待望論があるのは判るが、あまりに問題が多い小沢氏の代表選(及びその後必要となる首相指名選挙)勝利は難しいだろう。
周知のとおり民主党代表選は、所属国会議員計411人(衆院議員305人、参院議員106人)が一人2ポイント(P)ずつ持つ計822P、約34.5万人の党員・サポーターが300小選挙区ごとに1Pを持つ300P(9月11日締め切りの郵便投票)と地方自治体議員2382人が全体で持つ100P、総計1222Pについて争われる。過半数の612Pを獲得すれば勝ちである。過半数を得る候補がいなければ、臨時党大会で国会議員による決選投票が行われる。
中盤情勢では、9月8日付毎日新聞によると、菅首相は小沢氏の186人には及ばないが175人の国会議員の支持を獲得した由である(9月9日付読売新聞では、小沢171対菅168)。過半数にはあと262P(読売のケースでは276P)で、予想されているように党員・サポーター及び地方自治体議員Pの7割である280Pを獲得できれば足りる。ただし読売は「菅氏を小沢氏が猛追する展開」「終盤に向け、情勢は変動する可能性がある」と見ている。
なお、小沢氏が当選すれば、菅内閣が総辞職し、首相指名選挙が行われるから、また一波乱あろうが、菅代表が再選されれば自動的に首相ポストの続投が決まる。小沢氏の処遇は問題になろうが、政変には直結しない。(つづく)
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