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2010-09-16 00:00
岡田外相には外相をつづけてほしい
宮崎 厚
ベンチャー企業顧問
民主党が政権の責任をそっちのけで、党首選の政局に埋没していた間、新聞などの小さな記事を拾い読むだけですが、岡田外相は外交問題の分野で着実な成果を挙げておられたように思います。菅政権はこれから3年間続くそうですが、岡田氏にはこのまま外相として留まっていただきたいと思います。誠に失礼ですが、菅総理はその演説からすると、あくまで熱心な市民運動家であって、世界経済の問題や世界の安全保障などに関する視野の広さや世界観は余り感じられません。
鳩山政権の時も、岡田外相は、非常に難しいお立場ながら、日本外交の過去からの一貫性を踏まえ、日米安保問題だけでなく、全世界に目をやって、地道に活動されてきたと思います。その成果の一つは、インドとの間でEPA(経済連携協定)の合意に到達したことです。次は、原子力平和利用協定をまとめてほしいと思います。
FTA(自由貿易協定)締結に関しては、日本国内に農業既得権者の強い反対があり、これまでの歴代の日本政府は、内外の合意を取り付けることができませんでした。それだけに、今回のインドとの合意は「でかした」と感じました。尖閣諸島周辺海域での中国漁船の海上保安庁巡視船への衝突行為に関しても、岡田外相は、毅然たる対応をしているように察します。
民主党幹事長職も重要でしょうが、岡田氏にはそんな政局の渦中に座られるよりも、当面外相を続けて、戦後日本の類稀なる外務大臣になっていただきたいと期待します。これは私の単なる感情論でしょうか。国内政局のごたごたよりも、外交政策の帰趨ほうが、日本の将来にとってはより重要だ、と言ってしまえば、皆様からは総攻撃を喰らうのでしょうか?
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