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2010-10-26 00:00
日本が外交先進国になるために
宮崎 厚
ベンチャー企業顧問
尖閣諸島の問題以来、日本外交に落ち着きがないように感じます。中国政府を専制国家として、民主主義世界との異質性を言っていながら、中国国内の反日デモを中国政府が抑え込むことを期待するのは、事なかれ主義のドタバタにも見えます。土台どこの国でも、反中国主義者はいるでしょうし、反米主義者だっているに決まっています。だから、中国にそれ相当の反日派がいたとしても不思議ではありません。その程度は気にしても仕方ありません。
外交国家となるために、総理大臣、官房長官、外務大臣クラスは、常に相手の国民に向けた発言をすべきであり、それは対米外交でも、対中外交でも、対ロシア外交でも同じです。政治体制や、国民性、歴史的体験等の多様性を認めたうえで、日本の立場や主張を、相手政府もさることながら、むしろ相手国民に唱えてゆくべきです。トップ同士の個人的関係だけの外交には、限界があります。中国が異質だなどと言っていたら、世界との交流はできません。ロシアもイランも、北朝鮮もみんな異質に決まっています。相手国民に対して、一貫した筋の通った主張をし、人間的に当然の正義と思われることを声高に主張してゆくべきです。相手国政府の一時の政治的都合にあまり惑わされない方がよいと思います。
次に、国際親善を心がけるべきです。日本国民は、来日したすべての外国人を客人として歓迎し、ホスピタリティーの心を忘れないようにしましょう。そして外国を訪問した時には、相手国の人々に感謝の念をもって対応しましょう。国民同士の草の根的交流こそが、国際親善の基本です。
最後に、外交官の方々は、知識と教養によって、相手国政府の官僚から尊敬される存在になってください。問題を避けたり、逃げたり、謝ったりする外交、相手国の顔色をうかがってビクビクする外交からは、脱却してください。日本人の誇りを相手に感じさせてください。以上、日本が素晴らしい外交先進国になれるように願って、投稿しました。
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