ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2010-10-30 00:00
口舌の徒、鳩山元首相
吉田 重信
中国研究家
10月29日付けの本欄への赤尾信敏氏の投稿「TPP(環太平洋パートナーシップ)」への参加促進」という所論で、批判された鳩山由紀夫元首相の言動について、私見を補足したい。
これまでの鳩山元首相の軽挙妄動的な、一貫性のない発言には、あきれ果てる。最初は、理想を語る人として尊敬した。とくに、失敗を認め、「政治家を辞める」とまで明言したことは、歴代の首相経験者に比べ、そのいさぎよさに感銘さえ受けた。
しかし、その後の鳩山元首相の言動ぶりは、政治家としてのみならず、人間としての資質さえ疑いたくなる。その厚顔ぶりは、安倍晋三元首相と似ている。欧米では、元大統領や首相たちは、歴史的記録価値のあるメモアールを残したり、財団活動などを行い、社会に貢献している。チャーチル元首相は、そのメモアールによってノーベル文学賞を授与された。
鳩山元首相が貢献しうるとすれば、普天間基地問題をめぐる、困難だった米国との交渉の経緯について書くことである。日本では、権力者が辞めたあといかに身を処するかについて、指針となる文化が発達していないようである。辞めたあと、鮮やかな転身を遂げたのは、公家文化を身に着けていた細川護煕元首相くらいであろう。
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
公益財団法人
日本国際フォーラム