ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2010-12-11 00:00
戦車は400両削減でよいのか?
四条 秀雄
不動産業
新しい防衛計画大綱の議論の中で、戦車を現有の600両から400両に削減して、費用を節約し、その分を対中シフトで沖縄方面の海軍力増強に充てるという話が出ています。私はこれには反対します。三つの理由を指摘したいと思います。
第一に、この問題には日本という国の成り立ちや本質が大きく絡んでいる、と私は考えます。日本は海軍国なのでしょうか?陸軍国なのでしょうか?私は陸軍国であると考えます。海軍国の印象は、明治維新以来の米英との深い関係から、彼らの性格が日本に投影されたものです。本来的な日本人は、海に閉じ込められた中央アジアというような存在です。非常に長い間大陸から隔てられてきた歴史を持っています。軍事的にも米軍を最も苦しめたのは陸の戦いでした。だからこそ、日米戦争を終結させるためには、ソ連の参戦と核攻撃が必要だったわけです。日本は、海軍国ではなく、陸軍国であると思います。
第二に、対ロ防衛戦力を削減して対中防衛戦力に当てるというのは、ロシアの行動パターンを見ていない考え方だと思います。ロシアは、歴史的に二正面作戦を避ける一方で、敵国には二正面作戦を強います。ですから、対中紛争が起きたら、対ロ紛争も同時に起きると考えたほうが良いでしょう。非常に劣勢になれば、韓国も南下してくるでしょう。それを避けるには、北海道に1000両の戦車を配置することが最も安い保険になります。期間20年で、たった8000億円の保険料です。
第三に、憲法第9条と専守防衛の国是に照らしても、兵力や兵器は分散しているほうが望ましいと考えます。高価な数十隻の護衛艦を海の上に浮かべるのは、日本の国是に反していると思います。防衛計画大綱の再考をお願いいたします
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
公益財団法人
日本国際フォーラム