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2010-12-15 00:00
宮崎厚氏の「3つの資質」論に賛成する
現田 実
サラリーマン
2月15日付け本欄への宮崎厚様の投稿「日本の指導者に求められる3つの資質」を拝見致しました。まったく同感です。そこで、宮崎様の言及なされた「3つの資質」を養うためには、どうしたらよいか、さらに具体的に考えてみました。
まず「相手とコミュニケートする能力」です。理科の授業を小学校1年から復活させると同時に、教科書を英語と日本語の2ヶ国語表記としてはどうでしょうか。理科系の論文は、基本的に英語で書かれる事実があり、理科好きな中学生は、この事実に驚愕するケースが多いように思えます。そのように可哀想な事にならない為にも、中学校では「英語を教える」だけでは不足です。そもそも理科・数学の授業は「英語で教える」ぐらいのことをすべきです。
つぎに「世界を知らないと日本の位置づけもつかめず、進むべき方向も誤ります」という点ですが、全く仰る通りです。在来の日本的感覚では、日本社会と外国が並立しています。しかし、世界の本当の姿は違います。日本社会は、人類文明と呼ばれるレンガ作りの雑居ビルのレンガの一個でしかありません。世界史の一部として日本史を教え、世界地理の一部として日本の地理を教える必要があります。
最後に「掲げる政策や施策は、ロジカルに他者に説明しなければならない」です。日本民族の中で産まれ、親族は全員日本人で、学業も、職業生活も、日本人の中だけで終始する。これでは、厳しい世の流れを渡り切る人材を育成するのは至難の業です。私は「心でっかち」派、「重箱の隅」派と呼んでいますが、感情だけを優先したり、細部に拘りさえすれば全ての問題が解決すると妄想したり、そういう人材を日本社会は量産しているのかも知れません。世界各地には、優秀な知的資質に恵まれながら、学業のチャンスを得られない、恵まれない少年少女が大量に存在します。日本国籍の受け取りに同意頂けるなら、日本に来て、公費で勉強するチャンスを、プレゼントしても良いように思えます。締め切られた部屋は澱みます。流れることを止めた水は腐り果てます。日本人が日本人だけの社会に引きこもるなら、日本に未来はありません。
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