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2010-12-25 00:00
中国の皆さんへの提言
現田 実
サラリーマン
中国との関係のあり方に関する本欄への12月23日の松井啓様の投稿、12月24日の吉田重信様の投稿に、それぞれ賛同します。そして、中国の皆さんに1人の日本人として提案をしたく存じます。発展と自滅の双方を経験した国民の言葉ですから、耳を傾けても損は無い筈です。
明治維新後、我々は自らの遅れを自覚して、他国から積極的に学びました。謙虚なる現実主義者であり、他国の人々との通婚にも偏見は少なかったようです。当時の医学会・薬学会の3巨頭がいずれも国際結婚している事実があります。医学博士・野口英世、医学博士・高峰譲吉、日本薬学会初代会頭・長井長義です。これに対し、残念ながら、その後民族的な傲慢に取りつかれ、思いあがった大日本帝国軍部は、合理性ゼロに近い作戦指導を行い、結果的に国を滅しました。この歴史的事実から、少なくともつぎの3つのことは、学べると思えます。
1)謙虚である事
相手にも感情があるのです。お互いに謙虚になり、相手のメンタリティを冷静に観察し、相手の長所から積極的に学ぶようにすれば、かならず未来は開けます。
2)現実的である事
ある振る舞いが感情的に満足感を満たすとしても、それが現実的には損失を招く事はよくあります。
我々の歴史にも、中国の歴史にも、そのような事は少なくありません。それが歴史的事実です。「信用こそは、最強の資本」という言葉があります。お互いが相手の心の中に信用を築く事こそが、大切です。
3)通婚を増加させる事
日本において他民族に対する差別意識が拡大し、国際結婚が社会的タブーになった事に、戦前日本の自滅の遠因があったと思います。中国の皆さんの身内が我々と国際結婚すれば、我々が「日本鬼子」では無い事を理解出来る筈です。お互いに極めて効果が高く、自動的に発動する社会的安全装置です。如何でしょうか?
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