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2011-01-17 00:00
自民党は民主党との大連立に踏み切れ
現田 実
サラリーマン
自由民主党の皆様は、有権者が民主党の現実性ゼロの公約(煽動)に惑わされた一昨年の総選挙のことを思い出すだけで、余りの怒りに冷静ではいられないとお察し致します。しかし、それを前提に考えても、民主党との大連立が必要である事に、疑いはありません。以下にその理由を述べさせて頂きます。自民党と党員が忠誠を誓うべきなのは、日本国家と国民だと思います。自らの怒りと国家の存亡のどちらがより重要なのかは、論議するまでもないことでしょう。
1.日本の財政破綻が目の前に迫っています。日本の借金総額は天文学的な数値を叩き出しており、日本の財政が破滅するのは時間の問題です。公務員の年収削減が必要ですが、それだけでは到底足りません。安すぎる消費税やガソリン税等をヨーロッパの非産油先進国並みに増税しなければ、日本円の紙屑化は到底防ぐ事は出来ませんし。大連立(とそれによる大選挙区制の導入)を成し遂げられなければ、増税など夢物語です。小選挙区制ではいっさいの増税は不可能だからです。
2.日本の人口バランスの崩壊が目の前に迫っています。日本の人口バランスは、今すぐに手を打たなければ取り返しのつかないところまで来ています。子供手当は全く無力です。少子化の最大原因は非婚化なのですから、派遣企業の再禁止や国際結婚・各種生命操作技術の推奨の方が、遥かに効果的です。しかし、最初に成し遂げるべき派遣企業の再禁止すら「ねじれ国会」では永遠に実現しません。いまこそ大連立を成し遂げなければ、少子化(非婚化)への対処を怠ったまま、日本社会は確実に滅び果てます。
3.自民党員は、自己の感情を捨てて、国家の為に尽くしてください。小沢議員への悪感情は私も理解出来ます。民主党との大連立などは、鳥肌が立つ思いであろうとお察しします。しかし自民党が大連立の腹を括らないと、小沢派が利益を得るばかりです。いまの「ねじれ国会」を考えると、民主党首脳部が小沢議員を厳しく問い詰める事は不可能です。自民党が大連立の腹を括れば、安定した政権が構築可能です。一兵卒が党首を平然と振りまわす奇怪な政治状況を終わらせる事も可能です。
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