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2011-10-20 00:00
選挙分析は、人より政策論点を重視せよ!
河村 洋
NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
10月7日および8日付け本欄への拙稿に対し、宮崎厚様よりコメントいただき、ありがとうございます。パレスチナ問題でのアメリカ国民の見方について、とかくユダヤ・ロビーの影響力がとりあげられます。しかし、イスラエルへの支持がユダヤ系だけではなく、グラスルーツの保守派やキリスト教福音派などアメリカ国民に広く根ざしていることは、銘記すべきだと思われます。
2012年はアメリカの他に、ロシアでも大統領選挙があります。メディアの報道は、ともすれば政策上の論点よりも、候補者選びのエピソードに偏りがちです。しかし、選挙運動を通じてどのような問題点が議論されるのか、それこそがその国の政治の課題を物語るものと思われます。例えば、ロシアではウラジーミル・プーチン首相の次期大統領選出が確実視されていますが、選挙の争点は、石油景気に沸いたこれまでの政権担当2期の争点とは違ったものとなるでしょう。
「ウォール・ストリートを占拠せよ」(OWS)ですが、リベラルと見られるこの運動は、実はオバマ政権の銀行支援政策を批判しています。興味深いことに、巨額の財政支出を伴う銀行支援政策は、保守派の「ティー・パーティー」も批判しています。OWSがかつてのラルフ・ネーダー氏のような独自の大統領候補を擁立するのか?政策上の論点で選挙を見つめると、これは興味深いです。
最後に、日本の「政権交代」は充分に政策が吟味されぬままに行なわれました。これは非常に残念なことです。宮崎様の論評、ありがとうございました。今後とも、拙稿を宜しくお願いいたします。
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