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2012-08-11 00:00
まだ辞めないのか、丹羽宇一郎よ、恥を知れ(再論)
岡田 章一
元会社員
私は、一昨2010年9月26日の政策掲示板「議論百出」に「民主党に政権担当能力はあるか」と題して、「(尖閣諸島沖で)領海侵犯、公務執行妨害を犯した中国人船長を、日本政府は9月24日未明、奇怪な理屈とタイミングで釈放した。『地検が決定した』と言い逃れているが、官邸が関与したことは明白である。本件を見て痛感するのは、民主党には政権を担当する能力がないのではないか、ということである」と述べた。
その私が「あれから間もなく2年になろうとしているが、事態はなんら改善していない。むしろ悪化していると言ってよい」と言って、問題視したのは、さる5月4日に民主党特命の丹羽宇一郎駐中国大使が、中国首脳に対して石原都知事の尖閣諸島購入計画について、「日本の国民感情はおかしい」「日本は変わった国なんですよ」と発言したと聞いたからである。私が再び筆をとって、さる7月2日付けの「議論百出」に「まだ辞めないのか、丹羽宇一郎よ、恥を知れ」との一文を寄稿したのは、このような民主党政権の国益不在外交に居ても立ってもいられない思いに駆られたからである。
しかし、私のような一市民の問題提起では、なかなか問題意識は国民一般に広がらず、もどかしい思いをしていたが、今般元駐フランス大使も務められた日本外交界の長老である平林博氏が、問題を提起されるに及んで、たちまち内外の各紙に取り上げられ、とくに中国では60紙以上の新聞が平林発言を報じていると言われるのは、大変に結構なことである。しかし、中国各紙の報道ぶりを見ると、平林発言の真意を歪め、問題を矮小化しようとする意図も感ぜられるので、その点を最後に指摘しておきたい。
それは、平林発言の真意を「民間人大使に奪われた駐中国大使のポストを取り戻したいという職業外交官の思惑である」として、真の問題の所在をすり替えようとする意図が感ぜられることである。60紙すべてが、記事の主要部分を割いて、同様の主張をしているところを見ると、これは中国政府の指導(情報操作)があった結果であると見るのが妥当であろう。このように一筋縄ではゆかないのが、中国という国である。そこにナイーブな丹羽大使が日本を代表して、大使として駐在するのは、あまりにも危なっかしい。もはや一日の猶予も許されない。最後には、やはり「まだ辞めないのか、丹羽宇一郎よ、恥を知れ」と、申し上げざるを得ないのである。
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