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2012-10-03 00:00
安倍総裁の再登場
船田 元
元経済企画庁長官
去る9月26日、自民党総裁選挙が投票日を迎え、安倍晋三元総理が返り咲いた。党員による投票、いわゆる地方票は圧倒的に石破茂氏が多かったものの、国会議員票とあわせた一回目では石破氏は過半数に届かず、決選投票に持ち込まれた。 決選投票では国会議員だけが投票するルールとなっており、1回目で第2位だった安倍氏が19票の差をつけて当選した。この結果に「党員の意向が反映されてない」との批判もあるが、ルールに従った正しい手続きであって、おかしいと思えば、次回からルール自体を変えるしかない。安倍総裁はこのことも考慮して、石破氏を幹事長に起用した。賢明な人事である。
この直前に投票された民主党代表選挙は、自民党のそれに比べて盛り上がりのないものだった。野田総理に対して批判的な3人がぶつかったものの、野田氏の圧倒的な勝利に終わり、「消化試合」とも揶揄された。勢いのある政党とそうでない政党の違いかもしれない。しかも自民党は、選挙を経て結束が図られようとしているが、民主党は益々分裂含みである。与党の資格はほとんどなくなっている。
ところで安倍総裁には、5年前の政権投げ出しの印象がつきまとう。病気が原因とはいえ、ねじれ国会を目前にして「敵前逃亡」というレッテルを貼られてしまった。自民党の凋落の原因を作ったとも言われる。 しかし本人は「病気は完治した」と表明している。また一度総理を歴任し、その時の経験や失敗を活かすことや、やり残したことへの強い思いは、今後の安倍総裁にプラスの影響を与えるに違いない。
安倍総裁の主要政策には憲法改正がある。私は以前の安倍政権下で、憲法改正国民投票法を作らせてもらった。私もその時の経験を活かして、一日も早く憲法改正の手伝いをやりたいと願っている。
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