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2014-01-31 00:00
東日本大震災からもうすぐ3年
船田 元
元経済企画庁長官
東日本大震災からもうすぐ3年が過ぎようとしている。被災地では、様々な復興のための活動が展開されている。復興の進み具合を数字上のデータで拾い上げると、瓦礫処理95%、防潮堤の着工57%、災害公営住宅着工61%、農地復旧63%、そして防災集団移転すなわち高台移転は、大臣の同意を得たものが100%、着工が64%である。
この数字は昨年の年末のものだが、これを見て相当復興が進んでいるとみるか、まだまだ進んでいないとみるか、意見は別れるところかも知れない。私はあくまで「着工」という数字であるから、まだまだという感覚が強い。
さらに被災地から届く声は、なお厳しいものがある。仮設住宅も大分空きが出てきたようだが、断熱処理や暖房対策が十分ではないこと。公共施設周辺の除染作業はかなり進んだが、生活の場ではまだまだ進んでいないということ。
さらに深刻なのは、放射能汚染で転校を余儀なくされた子供たちが、転校先でいじめにあっているケースも報告されている。日本全体で被災地の皆さんを支えなければならない時に、このような事態は極めて残念である。ハード面の復興の進展を急ぐことはもちろんのこと、ソフト面や精神面での支援が、益々大切な時期になって来たのではないだろうか。
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