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2015-07-28 00:00
抜本的な地球温暖化対策の必要性
船田 元
衆議院議員
7月7日七夕の日に、気象観測衛星ひまわり7号は、後継のひまわり8号にバトンタッチした。新型機は画像解像度がこれまでの4倍、撮影頻度は5倍となり、豪雨をもたらす積乱雲の成長の詳細や、雲の滑らかな動きを捉えることが出来る。観測精度が非常に良くなることを意味している。今後の防災に威力を発揮しそうである。
日本の周辺において、台風の発生数は最近多くなっている。台風の強さも「大型で非常に強い」というレベルに達するものが目白押しである。梅雨明けを迎えた日本列島だが、豪雨の発生頻度も確かに増えて来ている。 このような気象現象の厳しさは、地球温暖化が原因の一つであることは間違いない。
温暖化によって海面からの水分補給が多くなり、水蒸気を多く含んだ大気が、豪雨を降らし、台風を強くしているのだろう。今年末にはパリで、気候変動枠組み条約の締約国会議(COP21)が開催され、各国が2030年までに削減する温室効果ガスの目標を発表する。我が国は2013年に比べて27%削減すると表明する予定だが、世界的にはここしばらく増え続けることは避けられない。
抜本的な地球温暖化対策が足踏みをする中、我々は一層厳しさを増す自然環境と付き合わなければならない。どこでどの位の豪雨になるかを、少なくとも30分前にアラーム出来れば、人命に関わる災害を未然に防ぐことが出来るという。ひまわり8号が大活躍して、日本列島の防災につながることを期待している。
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