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2016-07-24 00:00
東京都知事選挙と候補者の勢いについて
赤峰 和彦
自営業
選挙運動で大事なこととして、候補者の勢いがあります。勢いを見るバロメーターの一つは、街頭演説でどれだけの人が集まっているかです。街頭演説を聞いている人たちの人数の多さや反応が、各陣営の強さの判断材料となります。
しかし、同じように聴衆が集まっていても、その人たちが組織から動員された人数なのか、あるいは自主的に聴きに来ている人たちなのかが重要です。動員されている場合は、組織に対する義理や無理矢理に参加させられていて、その場では候補者を支援するのですが、いざ投票となると話しは別です。ことに真夏の暑いときに動員されると、内心反発するケースもあります。
その典型が鳥越、増田の両陣営です。鳥越陣営の聴衆は一律にプラカードやボードを持っていますから、殆どが動員だとわかります。沖縄の基地移設反対の市民グループ同様、仲間内だけで完結しているので一般の有権者にとっては威圧的に映ります。これでは共感の輪を広げることは出来ません増田陣営では各級議員が自分の後援会に呼びかけて動員したり、企業に自民党サイドから動員要請をしています。さらに、公明党では創価学会員に動員がかかっています。
一方、小池陣営は、組織のしがらみがないので、すべて個人の自主参加です。日程を知らせただけで本人も驚くほど人が集まっています。これが選挙の勢いです。小池陣営に勢いがあり、強い追い風が吹いているように見受けられます。
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