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2016-08-19 00:00
変革への意思が問われる民進党
赤峰 和彦
自営業
終戦の日の政党談話で民進党は「これからも日本が憲法の根幹である平和主義を基軸とした外交・安全保障政策を展開する」「安倍政権が目指しているのは、集団的自衛権を制約なく行使し、普通に海外で武力行使できる国」と語っています。
民進党は日本を取り巻く危機の現実を直視できていません。アメリカはトランプ氏が大統領になる可能性が高まり、また、尖閣周辺には中国海軍が徘徊し、いつでも日本を侵略しようとする状況です。このような状況下で憲法や安全保障体制が現状維持のままで良いわけがありません。今は日本の防衛体制を再検討しなければならない重要な時なのです。
民進党が憲法改正に反対する理由は「現状維持をよし」とするからです。そして民進党の言う「現状維持」とは、実は「何もしない」と同義語なのです。民主党政権時代に何もしなかったことは周知のとおりです。変革の意思のない政治家に国の未来を託すことはできません。
民進党の次期代表が蓮舫氏に決まるようですが、民進党の将来は変革する意思の有無で決まります。単に党内の力関係の調整や政権批判だけのための次期代表選びであっては、党の存続が危ぶまれます。最有力候補である蓮舫氏が、本気で鮮明な変革を打ち出すことで、はじめて国民の支持を得ることが出来るのではないでしょうか。
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