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2016-09-02 00:00
「リオ・オリンピック」から見えてきた小池都知事
赤峰 和彦
自営業
少し前の話ですが、リオのオリンピックが閉幕し、五輪旗が小池百合子都知事に引き継がれました。閉会式のセレモニーでは、小池氏と東京の存在が世界中に大きくクローズアップされました。オリンピック閉会式は世界中のメディアが報道したため、小池知事は瞬時に国際的に認知されました。国際的知名度は小池氏のスケールとパワーの向上を意味します。
その小池知事が、いよいよ東京都の諸問題に取り組むことになるのです。手始めは、東京都議会にまつわる利権構造の解明です。かつて小池氏は防衛大臣として、防衛利権の元凶だった守屋武昌氏を退任させ、同時に防衛施設庁から利権問題が出ないシステム作りをしました。利権の摘出だけでなく、構造的な改革を手掛けたのです。
自治体の変革は橋下氏が取り組んだ大阪府から始まり、これからは東京都が改革の発信源になろうとしています。東京都の改革の進捗状況がリアルタイムでネット上に展開され、新聞社や放送局が夢中で報道することになります。
この流れは多くの国民にとって、自分の住む地域の政治のあり方を真剣に考えるきっかけになります。また、全国の自治体が東京都の改革手法に習えば、日本全体の大変革につながると思います。オリンピック閉会式に着物姿で登場し、五輪旗を引き継いだ小池知事を観るにつけ、つくづく小池氏が都知事で良かったと思うのは筆者だけではないと思います。
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