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2016-10-13 00:00
朴大統領の変化から見えてくること
赤峰 和彦
自営業
米韓合同軍事演習の大規模化や違法中国漁船への強硬対応など、韓国政府の外交政策が大きく変化しているようです。その間の事情を情報筋にお伺いしました。
韓国の朴大統領に大きな変化が出てきました。日韓の慰安婦問題に一定レベルの解決が見られた頃から、変化が始まりました。韓国の対中国戦略が大きく変更されたのです。それまでは中国寄りもしくはアメリカと中国の両国を天秤にかけるような外交を展開していました。
しかし、朴大統領は、中国が韓国を助けてくれるだろうという気の迷いからようやく目覚め、明確に日米との緊密な関係を取り戻しています。現時点では、むしろ中国を敵国として認識し始めています。特に、今月の初めごろからは中国の不法漁船の拿捕や、状況に応じて軍事力の行使を許可するなど断固とした中国対応が見られます。朴大統領の変化の理由は、日本の韓国に対する経済支援や対北朝鮮問題への協力とアメリカの韓国に対する軍事支援があります。
このように日米が共同で韓国を支援している背景には、韓国が中国と距離を取り、日米の中国包囲網戦略に参加するという条件をのんだからです。朴大統領は、厳しい韓国経済の立て直しを本気で考え、当てにならない中国の態度に愛想をつかしています。これは正しい選択であり、その結果大統領の権限は強くなっています。
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