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2016-12-26 00:00
領土問題解決には「戦争」の覚悟が必要
赤峰 和彦
自営業
一般論としていえば、領土問題を外交交渉だけで解決することはきわめて困難です。アメリカによる沖縄返還などは例外的な出来事です。「力による現状変更」を不法であると認めないロシアような国に、物事の道理を納得させるのは至難の業です。北方領土問題は、国際政治の流れと相手国の国情を見ながら、タフな精神力と粘り強い交渉で取り組むことが必要です。
今回、安倍総理とプーチン大統領の首脳会談では領土問題は解決しませんでしたが、そのことで一部の評論家やマスコミが「安倍総理の失敗」と断じているのは不可解です。むしろ、歯舞・色丹の2島返還のためだけに、日露平和条約締結で安易な妥協をしなかった安倍総理の手腕に注目すべきだと思います。現時点での安易な妥協よりも、今後の経済協力関係構築による真の日ロ友好の模索が、北方4島の返還に通ずるはずです。
批判ばかり言い続ける人たちは、安倍総理に「こういう交渉をしてほしい」と要望してきたことがありません。政治家は国民の財産と生命を背負って命がけの交渉をしているのですが、評論家はそのときの感情や思い付きでいろいろなことを言っているだけです。評論家の言葉には重みがありません。そこに問題があるのですが、これに便乗しているのが一部マスコミで、人気のある安倍総理の足を引っ張ろうとしています。
一般論としていえば、「戦争」で取られた領土を取り返すには、実はまた「戦争」をする覚悟が必要です。「力の信者」であるロシア人から奪われた領土を取り返すには、軍事力に頼らざるを得ないのです。口先だけでは北方領土は帰ってきません。評論家やマスコミの論説を真に受けると、領土問題の解決が遠ざかってしまうことを強く認識していただきたいと思います。
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