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2017-01-17 00:00
薄らぐ国民からの負託
肥後 小太郎
団体役員
新年を迎えて間もない時、東京豊洲移転問題が地下水汚染で再浮上し、魚市場関係者に甚大な苦悩を投げかけている。移転先選定に関する政治家のこれまでの対応の無責任が問われている。
豊洲移転問題は、石原慎太郎が東京都知事時代に小説家妄想で強引に決定した異物である。国政にも同様の無責任案件は数多ある。地元の民を二分していまだに続く諫早干拓の争いの歴史。沖縄の米軍基地のあり方と地元民の問題。有権者は、その時代の政治決断の結果がその地域の民のためになることを期待して、選挙で一票を投じる。
選挙の意味することは、有権者が国民の代表者に政治を託するということである。当選した政治家は、国民からの負託を担って、国民の幸福を構築することを目標として、国民のための政治・行政をおこなうことを期待される。しかし、政治家は、当選したら「のど元過ぎれば熱さを忘れる」かのごとく傲慢で独善な政治権力者の座に居座る。その結果、民を忘れて、もめ事や騒動の統治をもたらす。桝添前都知事は、その一例であろう。
国民は、政治家が「歌を忘れたカナリア」とならぬことを待ち望んでいる。政治が劣化しつつある時代に、誰も責任を取らない政治の行く手を憂慮し、改めて国民の負託に応えることを痛切に期待する。
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