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2021-02-19 00:00
10年前の大震災を思い出す
船田 元
衆議院議員
2月13日の深夜、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生した。東北地方太平洋岸を中心に、最大震度6強を記録し、東日本大震災以来の大地震だった。150名超の方が怪我をされるなどの被害が報告されている。心からお見舞い申し上げたい。
今回の地震は東日本大震災から10年目を迎える直前だったため、多くの人々が「10年前を思い出す」とSNSで恐怖を語っていた。また停電も短時間ではあったが80万軒以上に及び、10年前の暗い夜を思い出した人も多かったのではないか。今回の停電は各地の火力発電所での安全装置が作動したのが主な原因で、送電網や変電設備に被害がなかったことは不幸中の幸いだった。昔からの教訓で「災害は忘れた頃にやって来る」と言われるが、今回は「忘れないうちにやって来た」とでも言えるだろうか。しかし正直、大震災の記憶はやや薄れかけていたように思う。今回の地震をきっかけにもう一度気を引き締めなければならない。防災グッズの点検、避難場所や経路の確認、家族や知人への連絡方法など、再度チェックすることが望まれる。
ところで私ごとだが、私がFacebookを始めたのは東日本大震災がきっかけだった。友人の安否を確かめたり、各地の情報を素早く把握出来たりするのではないかと思ったからだ。実際、今回の地震直後から、「ともだち」で繋がっている人ばかりか、各地の人々から被害や安否情報、停電の状況がタイムラインに即座に反映して、かなりリアルタイムに状況を把握することができた。そのお陰で昨夜から未明にかけて、栃木県知事や宇都宮市長への情報提供と交換、東京電力関係者への復旧のお願いなど、一定の行動をすることができた。またFacebookにしても他のSNSにしても、10年前と比べて利用者は格段に増えており、更に状況把握の迅速性・確実性は改善していると言えよう。これにより必要以上の恐怖や、それに触発されるデマやパニックなども、かなり抑制されるのではないだろうか。
東日本大震災の発災からまもなく10年、犠牲になられた多くの方々の御霊の安らかなことを祈ると共に、この大惨事を決して忘れることなく、日々の防災の備えに万全を期すことを皆で確認したい。
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