ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2021-07-28 00:00
(連載2)都議選の結果を踏まえ自民党はどうすべきか
船田 元
衆議院議員
起死回生を図るためには、どうしたら良いか。大きなテーマとしては、あらゆる財政や税制の手立てを使って貧困や格差をなくし、「誰一人取り残さない社会」を作ること。行政のデジタル化を確実に進め、国民の利便性を飛躍的に高めること。カーボン・ニュートラルを軌道に乗せること。女性の活躍を阻害するあらゆる慣行や制度をなくすこと。そして政治家の様々な不祥事を徹底的に謝罪し、再発防止策をしっかり構築することである。
目の前の対策としては、オリ・パラ開催による感染拡大を防ぎ、兎に角、無事に終わらせること。ワクチンの供給と接種を迅速に行い、一日も早く集団免疫ができる程度まで推し進めること。ワクチン接種による死亡や障害が残った方々に迅速に補償すること。時短補償や休業補償が早く確実に届くよう、自治体が迅速丁寧な対応をすること。そして自民党全員が国難の事態をしっかり受け止め、強い危機感を持ってことにあたることである。
先の都議選で激減が予想されていた都民ファーストを、ここまで守った小池知事の手腕は見事である。4年前の「希望の党」騒動では大いに失敗したが、今回の立ち回りを見ると、決して侮れない。都議会に限って言えば、自公で過半数が取れないのであれば、考え方が比較的近い都民ファーストと連携することは、現実的ではないか。
また小池知事自身が国政復帰を否定しても、小池氏やそれを支援する保守中道勢力が、国政に影響を与えても不思議ではないし、可能性は十分ある。この勢力が国政の野党に向くのか、与党に向くのかによって、今後の政局が大きく変わるかも知れない。その意味で先日の中谷発言を訝しく捉える向きもあるが、私は正鵠を射た発言だと思う。コロナ禍における政治的混乱を避け、政局を安定させるためには、有力な選択肢となりうるはずだ。(おわり)
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
公益財団法人
日本国際フォーラム