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2022-01-13 00:00
(連載2)安倍元首相の警鐘に耳を傾けよ
赤峰 和彦
自営業
枝野代表は総選挙の責任をとって辞任しましたが、代表を変えただけで存在価値が高まるわけではありません。私は、安倍批判に頼り切り現実主義的な国会論戦に消極的な立憲民主党はかつての社会党に似ており、最終的に、いまの社民党と同じ道をたどるのではないかと予想しています。
物事は様々な事象を全体的に俯瞰してみると本質がよくわかります。安倍氏の最大の功績は、既存の国際秩序の維持という点で一貫した外交を展開し、中国の軍事的野望を抑え込むための施策を打ち続けたことに尽きます。今日のクアッド+英仏などによる対中包囲網が形成されたのも、安保法制で安保上の国内的な課題を概ね片付けることができたのも、すべては他の歴代首相にはない氏の特筆すべきレガシーであったといえましょう。
その分、それを快く思わない勢力の安倍氏への攻撃は今もなお続いています。今になって冷静に振り返ってみても、氏の在任中の汚点とされる森友・加計問題も実は当事者の問題をあえて氏に無理矢理結びつけようとしたものであったと理解できるはずです。首相を辞した安倍氏に対してメディアはいまだに批判を繰り返し、氏の外交の成果や法整備などの実績を否定していますが、これは東アジアを不安定化させようという意図が明白な中国に利するだけのことです。
「台湾有事は日本の有事」であることは、紛れもない事実です。私たちは、国家と国民の安全のためには何が重要なのかという観点から、安倍氏が首相を辞した今でも日本国民と世界の人びとに伝えようとすることに対して、素直に耳を傾ける必要があると思います。それほどまでに安倍氏の警鐘は、日本の命運を左右する中台関係が深刻であることを物語っているのですから。(おわり)
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