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2022-02-17 00:00
(連載2)五輪開催中も緊迫する世界情勢、現状変更の前例作るな
松川 るい
参議院議員
東京オリンピックは、直前のスキャンダルによるゴタゴタが響いたのであろうが、「船頭多くして山に登る」の感しかなく、正直、残念な出来栄えだった(オリジナルの演出が見たかった)。実際、一人の演出家に任された東京パラの方の開会式はとても良かった。
そのような美しく感動的な演出は一見とてもユニバーサルな価値を標榜しグローバルスタンダートに見える。しかしその中にも、台湾のことを「中国台北」と呼んだり(NHKアナウンサーが「台湾です!」と言っていたのと好対照)、2020年6月の中印国境軍事衝突にて「勇敢に戦い負傷した兵士」が聖火ランナーにしたことに反発したインドが政府代表を送らない「外交ボイコット」を直前決定し、ウィグル人権問題に対する非難を意識してだろう、最終聖火ランナーにウィグル族選手を持ってくるなど、少なからぬ「政治的仕込み」も見られた。
ちなみに、韓国では、少数民族の中に韓服を着た人がいたことが今問題になっているらしい。韓国は中国の一部だったという「東北工程」捏造のたくらみの一環とのこと。一筋縄ではいかない国と日本は隣り合っている。
日本は、中国、ロシア、北朝鮮という世界の中でも安全保障上やっかいな国々と隣接しているのだ。中ロ連携も北朝鮮が中国と連携することも、日本にとっては望ましくない。敵を減らし(敵の勢力は分散させ)、味方を増やして敵よりも優位な立場にいるようにすることが外交の要諦だ。日本自身の防衛力の抜本的強化と日米同盟を中心に多くの国と連携を深めること、そして中国ともロシアとも北朝鮮を連携させないそれぞれとの外交が必要だろう。(おわり)
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