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2007-10-11 00:00
「一億総白痴化」にならない為にも
諸徳寺 淳
派遣社員
8月9日付けの伊東道夫氏の本欄に対する投稿「中国産製品への報道のあり方について」(371号)を興味深く拝見させていただき、私も今回の報道に困惑した者の一人として、私見を述べさせていただきます。
今回ダンボール入り肉饅頭、偽キャラクター等連鎖的に報道された中国産製品に対する幾つかのメディアの過度のバッシングには、純粋な報道の枠組みを逸脱した、送り手側の意図が感じられました。私が感じたのは、今盛んに言われている政治・経済的側面での中国脅威論から来るバッシングというよりも、それを発火装置として用いつつ、「どうせメード・イン・チャイナでしょ」というような、さらに目線の低い、中国製品を見下したムードを大衆レベルで煽っているということです。
伊東氏が述べているように、メディアが発信する情報に著しい偏向があるときには、間違ったパーセプションが広がってしまいます。実際には、中国産にも精密、精巧な品質の製品はあります。勿論、情報の受け手である我々が、発信された情報を一つ一つきちんと咀嚼する事が基本ですが、メディアがそのようなメディアであり、ニュースの範疇にまでエンターテイメント性の刺激を加味してしまう傾向があることは指摘しておきたいと考えます。メディアには、改めてその責任を自覚した品位を求めたいと思います。
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