以上の通り、日本は米国との安保体制に加え、さらにNATOへの加盟により中国・ロシア・北朝鮮に対して核戦力を含む一層強力な抑止力を獲得することが明らかで、「尖閣有事」「沖縄有事」の抑止にも極めて有効である。したがって、日本は、今後一層盤石な安全保障体制を確立するために、憲法改正を含め、与野党を超えてNATOへの加盟を実現するためのNATOとの外交交渉に全力を傾注すべきである。(おわり)