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2023-05-16 00:00
岸田総理の顔とタイトル
冨田 巖
団体役員
岸田総理の顔写真で飾られた「タイム」誌。表題が「平和主義から軍事大国へ」とは、戦争を知らない戦後生まれの御党の単なる勇み足で右傾化を示す政治家への適時性の富んだ教材である。真の平和主義を貫く国家ビジョンをこのタイム誌に預かり世界の人類を代表する国造りに国政の指針とすべきタイムリーなヒットである。
トマホーク500発購入を発表したり、防衛予算世界三位の国家に変貌する政策。人類世界の視点では歓迎されないようだ。過去の戦後派自民党政治の土壌は残忍な戦争体験者が構成されていた。だから、現在の78年間も戦争を加担したことはなかった。「のど元過ぎれば熱さを忘れる」のごとく、戦争を知らない世代の国政運営は、不安定な政治路線を招く。
確かに、ウクライナ侵攻、中国、北朝鮮と許しがたい国家が実在する中、敵地反撃能力は供えるべきである。国防のあり方と外交力、この二者のマッチングが強く求められる我が国の政治能力を世界に浸透させて欲しい。
広島サミットの意義はここにあり。
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