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2023-05-31 00:00
「日本の株高」を手放しに喜んでいいのか?
赤峰 和彦
自営業
日経平均株価が19日、バブル経済崩壊後の高値を更新しました。株高の背景にあるのは、円安に再び弾みがつき、輸出企業の業績を押し上げるとの期待が高まったことにあるとされ、原材料価格の高騰を製品価格に転嫁しきれない「悪い円安」への警戒感が和らぎ、円安・株高の好循環の復活を後押ししているとの見方がでています。また、株高のけん引役として今回も海外投資家の買いが指摘されているいま、この現状をどのように見るのか、専門家と議論しましたので、その内容を紹介します。
日本の株高ということで、これは悪いことではありません。しかし、警戒しなければいけない要素が多いです。短期的な意味だと、何といってもこれは岸田さんが行なった広島サミットへのご祝儀相場的な意味がかなりあるということです。
そして2番目として、要するに、日本が買われて、乗っ取られる形での日本の株高ということですね。これは日本経済が良いという理由で外国の投資家が日本にお金を投資してきているのではなく、日本が乗っ取られている、日本が植民地化されているという意味合いで、日本の優良企業の株が買われている。そのせいで、株が上がっているという面が非常に大きいです。これにはチャイナからの逃亡資本も含め、実は国策で、表向きには出ていませんが、民間企業のふりをしながら日本の土地や技術を買い占めるというような動きもあります。
これらに加え、円安効果もあります。円安で日本の経済はこれから少し良くなるでしょう。円安がどんどん進み150円になれば、日本の経済はさらに復活していきます。私は、円安にして日本経済を復活させるということには賛成なのですが、この円安に乗った外国資本による日本買いもあるということです。
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