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2024-11-09 00:00
米国の内情は独裁を必然とし核保有の独裁国家が角突き合わせる危機な時代に我が国の真の覚醒と覚悟が問われる
角田 英明
鐘紡株式会社元社員、日本国際政治学会会員
トランプの再登場の結果は、米国国民が意識せずともその心底においてその混乱と分断の危機の世情から独裁の必要性を感受しているからと言えるのではないか。トランプは上下院の共和党多数のオールマイテイーを得たならば、プーチンの例に学び憲法を修正し更なる4年の任期延長、事の次第によってはこれに止まらず更なる任期の拡大を試みる可能性もなしとは言えません。
いよいよ世界は核を保有する独裁国家が、それぞれ自らの利益と安全を最優先に角を突き合わせる有史以来の最も危険、危機に充ちた時代の到来に直面しているのではないか。そうした中、人類にはその安寧のために如何なる方策が残されているのか。5大国の拒否権により当該国の利益に沿わないものは全て拒否され、国連は機能不全の状態でありその機能不全を克服する術も現在も近い将来も見いだせる希望は見当たりません。
恒久平和は人類の有史以来いや人類誕生以来の果たせることのない願望でありますが、自らの完全消滅をも来たさないとも限らない究極の核兵器を保持しあう今日、人類はいよいよ賢明にして現実にそうた結果を確保できる有効な智慧を絞り出す必要に直面しています。具体例を挙げるならば、せめてトランプが完全な独裁になりきる前、依然普遍的平和を希求する精神を残している間に説得、諭旨し、自由民主を標榜する国家群を統合させる指導力を発揮させできる限り多くの国家群による軍事力を背景にした強力な安全保障を可とし、力による現状変更を抑止する現実的効果を生じさせる強力な体制、機構を創造することではないでしょうか。
我国日本の役割はその体制、機構創造のために危機の現実に目覚め覚醒し覚悟を持って国内体制を整え、唯一の同盟国米国の世界安寧具現のためのかってなし得なかった理想実現の政策、戦略に持てる力を全面的に発揮し力強く支えることではないか。
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