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2008-09-12 00:00
大相撲とシルクロードの縁
四条秀雄
不動産業
朝青龍の不行状報道から始まって、大相撲が外国人力士問題で揺れています。大相撲の国際化は、シルクロード・ルートが最初ではありません。最初は、ハワイ・ルートでした。それは、高見山などの長身で重心の高いハワイ力士が、愛嬌たっぷりに日本人の小兵力士に転がされる、という見世物感覚が原点ではなかったでしょうか?しかし、小錦、武蔵丸、曙などの巨漢力士が登場するに至って、体重が相撲の勝敗を決めることになってしまい、大相撲の衰退を招いてしまいました。そして、その後大相撲は、新しい外国人力士をシルクロードに求めることになったのです。
この展開は、成功でした。体重というゲーム破りではなく、相撲のルールの中で日本人力士を凌ぐ外国人力士が生まれてきたからです。ただし、残念なことに日本人力士達は、ハワイの巨漢たちに対抗するため自分達も体重を増やす方向に行っていたので、朝青龍などの筋肉質のモンゴル力士たちには全く歯が立たなくなっていました。私は、かなり以前から大相撲のシルクロード展開を興味深く見ていました。それだけに、今回のロシア人力士たちの大麻吸引事件は非常に残念なことでした。シルクロードと大相撲は相性が良い。自然に伸ばせば相当に伸びる、私はそう信じてやみません。
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