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2008-10-28 00:00
私の金融危機打開策
四条 秀雄
不動産業
金融危機は、(1)金融機関が危機に耐えられる規模まで合併し、バランスシートを拡大して、危機に対応するための調整主体を形成し、(2)政府や中央銀行が最終的な信用を供給する間に、(3)企業や家計がバランスシートの中味を調整・整理する、という過程で進むのだと予想されます。その間、実物経済でも平行して調整・整理が進みますから、金融と実物の間で負の増幅が働かないような政策を採らないといけません。そこで幾つか考えてみました。基本は、とにかくモノでもヒトでも動かすことだと思います。それに伴ってカネが動くからです。
大きな財から考えると、まず家です。これは、政策的に容積率を緩和し、空き地を創り出して、そこに吸い込む形で、初動を作ることが大切です。そのあと流通市場の流動性を高めて、中古住宅売買のドミノを生み出すのです。次に自動車です。自動車は平均11年乗っているとのことなので、そろそろ買い替えの時期だと思いますが、消費者にはおカネがないので買い替えできない部分もあると思います。思い切って2年くらい自動車関連諸税を免税すべきだと思います。中古車は、パキスタン人に捌いてもらえば良いでしょう。その次は家電ですが、薄型テレビは投資減税などで、太陽電池は補助金などで対応したらどうでしょうか?
また、労働者派遣法などについて、去年までの好況に乗って、規制強化が図られましたが、これは動きを止めるものでした。日本のような、おカネが無ければ居場所もない国では、たとえどんなに低所得でも求人のあることが先決ですので、規制強化は即刻撤回したほうが良いと思います。それよりは求人情報の公開を進めていく方が良い結果を生むだろうと思います。その他、退職者の国内旅行での鉄道利用などにおカネを出すのもどうでしょう。そして、それを大々的に宣伝するのです。とにかく、何かを動かせば、必ず所得は増加します。欲求や夢や障害や規制やボトルネックを探して、そこに手を打つのが金融危機打開の鍵だと思います。
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