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2010-11-19 02:10
国民の知る権利を犯している中国漁船ビデオ非公開
吉田 重信
中国研究家
これまでの事件のやりとの一部始終を撮影したビデオのうち、海上保安庁はほんの数分間の部分を国会議員に公開したものの、残りの十時間分のビデオを隠蔽したまま、公開していない。その理由は、保安庁側に不利な映像と中国側に不利な映像を隠蔽するためであるようだ。
一部報道によれば、衝突時を撮影したビデオは2巻あり、そこには、拘留時に、保安官が巡視船と中国船との間のスキマに転落した光景を記録した部分が含まれているという。また、公開されたビデオには、当時中国船の船員数人がビデオを撮影している光景が映っている。
これまで、公開されたビデオにつき、中国側が、取り上げて日本政府を批判しないのは、中国側にも落ち度があることをうかがわしめる。つまり、菅政権と中国側は、協力し合って、事実を隠ぺいしているのだ。
ビデオを流失した某保安官は、すでに保安庁が数分に圧縮し、編集済みのビデオの部分を流失しただけであり、保安庁が隠ぺいした十時時間に当たるビデオの部分を公開したわけではない。したがって、国民は隠蔽されているビデオを含め、すべての事実を知る権利があり、それを日中両政府に引き続き要求していく必要がある。
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