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2011-05-23 17:54
中国政権の崩壊が日程にのぼってきた
吉田 重信
china watcher 研究所主幹
中国政権の崩壊は時間の問題とみられていたが、このほどロシアの学者などの発言によって、その現実性が裏付けられたようである。
香港系ウエッブ誌『大紀元』によれば、最近北京で開かれたシンポジウムの席上、ロシアのジャーナリスト・政治評論家シェフチェンコ氏とパドラビニック氏は、「中国政府は、共産党幹部の腐敗、反政府言論人への抑圧、民族政策、ノ-ベル平和賞受賞者へ抑圧などにより、旧ソ連と同じ道をたどっており、崩壊する可能性がある」と指摘したとされる。
ソ連は成立以来約70年で崩壊した。この事例からみると、中国政権もあと10年くらいで崩壊することになる。しかし、中国政権は、ソ連の失敗を教訓として、少しは延命措置を施すとみられるので、政権の崩壊時期は、少なくともあと10年以降になると考えるのが妥当であろう。
したがって、日本をはじめとする中国の周辺諸国は、中国の崩壊の過程を冷静に見極めることが肝心である。むしろ、日本としては、中国の政権が崩壊したあとの事態にいかに対処すべきかについて、あらかじめ検討しておく必要がある。
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