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2018-02-23 09:09
韓国人に占有される対馬
肥後 小太郎
団体役員
毎年2月22日、島根県は、竹島問題についての国民世論の啓発を図るため「竹島の日」という式典を実施している。他方、韓国は竹島を韓国固有の領土だとして、実効支配を続けている。日本の四海には、経済的には価値の乏しい島々が数多くあるが、どの島でも、人口流出が加速し、無人島化が進んでいる。「地方創生」なる自民党キャッチフレーズも有名無実となり、政治は何ら対策を講ずる努力をしていない。限界農村はその一例である。
離島の保全には、たしかに経済的な費用対効果は乏しい。よって多くの島々は保全はなされず、急速に荒廃が進み、気づいたら人間の生活環境は完全に破壊され、野生の動物植物の楽園と化している。今、離島や不便な遠隔地では、かつて日本文化の風化が進み、代わりに外国の影響が着実に及んでいる。経済的な観点からは、何ら問題は生じないが、国土や領土といった国家の主権的観点からは、大きな問題が生じていることに気づかされる。
そこで本題の対馬である。現地の観光開発では、日本資本はほとんど本土に移転してしまい、それを埋めるがごとく、隣国の韓国資本が土石流のごとくながれこんでいる。北海道の土地問題もしかりである。今、国政を担う政治家の多くは戦争を体験していない。彼らの多くは歴史や文化の重みを理解しないまま、現実無視の都市志向型の国政を運営している。これでは、歴史が流れ、気づいたら、「昔は、対馬は日本だったんだよね」となりかねない。現在の尖閣、竹島問題と同じ結果を作り出すことになりかねない。
今、日本では、政界のみならず各界が「改革・改革」と異口同音に似たような組織運営を進めている。「改革」の真の意味は「古きを壊して、新しきを導入」することではない。国家の礎を将来にわたり守り続けることが、国家国民のための真の貢献である。そして今ほどそのような政治理念が強く求められている時代はない。日本の政治力の活性化に期待したい。
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