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2021-12-04 23:53
マッハ5-7の核搭載可能ミサイルについて
北田 徹矢
公務員
マッハ5-7の核搭載可能ミサイルの開発が巷で取り沙汰されています。仮に実戦配備された場合防衛態勢を敷くにはかなり技術的に無理があるのはもちろんですが合衆国国内的に迎撃態勢を構築すること自体に非常に難しい問題があります。マッハ5ミサイルの弾道がいわゆる比較的低空でのレーザービームに近い型が予想されることから合衆国国内にミサイルが侵入した時点から標的までに迎撃すれば地上での甚大な被害が容易に予測できるからです。
従来の大陸弾道弾であれば高度での迎撃が想定されていましたが.....そうはいかなくなるおそれがあります。はっきりいえば米中間であれば 洋上で迎撃するのに発射から標的地まで1時間程度の余裕しかありません。(米国本土に到達した後標的までの間に)迎撃成功しても戦時下でなければ後で国内の被害で責任が発生する懸念があります。物理的に議会を招集して戦時態勢を決議してから迎撃することはほぼ不可能になります。マッハ5-7のミサイルが登場してくればいずれ米国憲法の修正も不可避になる可能性が出てきました。そうなった場合 日本の憲法もこのままおいておくことはかなり難しいのではないかと思います。
具体的には合衆国内での比較的低空での迎撃を可能にすること及び迎撃後に政権を維持可能にする修正になるかと思います。仮に修正が行われたとしても国内の共和民主両政党の対立が激化し 合衆国内において建国以来初の分離が起きる可能性も出てきました。こういった事態を防ぐために合衆国は40年代の日本のハワイ奇襲攻撃のように外部からの攻撃を 首都以外でまつことが考えられます。
万一そうなった場合日本は唯一の被曝国であることを軸に各国に平和外交を展開してきましたがこれも全面的に変更を余儀なくされる可能性もあります。また 合衆国を攻撃する側は40年代の日本の失敗を見てるでしょうから当然首都ワシントンを攻撃することが予測されます。最悪の場合合衆国が機能不全になることを想定した日本の防衛も視野に入れる必要があります。最後につけ加えますがすべて個人の考えであり何らの団体の意見を表明したものではありません。
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