ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
2023-01-16 09:27
外交努力だけでは戦争回避は防げない
冨田 巖
全国日豪協会連合会理事
岸田首相が我が国の安全保障のための防衛力を高めるために防衛予算を増額した。世論、特に野党勢力は外交力だのみをベストだと訴える。しかし、現実はウクライナ侵攻を強行したロシアがあった。国連の機能を発揮できない現実。頼りになる国連であれば、理想的に国際紛争は国連の手によて解決できるはず。それが出来なければ、主権国家として、自国防衛が必要になるのは必然的である。
岸田防衛構想を否定する政治家は、人間社会の現実を正確に認識できない悲劇がある。「神頼み」思想だけでは、21世紀を生きる人々の安全社会、国家は保持できない。独裁国家の現状を数多、映像で見る限り、その国々の統治のノウハウの無さを空しい。国民上げての難民創出も統治能力の無さによる独裁政治国家の到達した結果である。もし、日本の南西諸島の小島に住む国民の戦争不安を解消するにはどうすべきか、ここに政治能力が問われる。ウクライナ戦争から学ぶことは、現代戦争の戦い方が急変、ハイテク化していることに気づく。
太平洋戦争時「戦艦大和」、無敵艦隊の強い武器と安堵したが撃沈された。ウクライナ戦争ではロシア旗艦モスクワも沈没した。アイディアとしては、北朝鮮流戦闘システムが優位性がありそうに考える。その理由は、戦力の個体を保持するのではなく、モグラ戦法で、どこからでも攻撃できる。事前の標的を探知されない。そこに見えない闇の戦法こそ、心理的な恐怖感を高め、抑止力効果を特段に高められる。
外交努力だけで、神頼みだけでは戦争は回避できない。戦争リスクを最低に抑えるためには、やはり人間のアイディアを追い求める必要があると思う。武士社会では「寄らば斬るぞ!!」、これこそ真の抑止力である。
>>>この投稿にコメントする
修正する
投稿履歴
一覧へ戻る
総論稿数:5546本
公益財団法人
日本国際フォーラム