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2023-01-29 09:56
21世紀は一国平和主義は可能なのか
冨田 巖
団体役員
日本は戦後78年以上も平和主義を貫いた自負すべき国家である。
平和憲法を順守し続けている結果であり、反面、戦争を知らない、、忘れた平和ボケ国家と評される21世紀である。
その平和国家に生きる日本人は、今世紀はグローバル化を夢見たボーダレスの国際社会の方向を夢見ていた。しかし、地球上から大小の戦争は、あちらこちらからと勃発、発生している。それは如何に自国の統治が困難であるかを物語っている。
昨年のプーチンの古代思想を原点とした、領土拡張、強奪するウクライナ侵攻が示す通り。一方的に欲する物を武力により強奪すること、まさしく、強盗殺人事件同然である。ロシア政治の民度の低さを露呈したと言える。
戦争を起こさない、回避する策として、綺麗ごとでは外交能力の問題と言われるが、一方的に犯罪者が襲い掛かる野生動物的行動を取ること阻止する必要が不可欠。そこに防衛の用語が登場する。防衛能力を向上させること、そこに動物的抑止を設定することである。国内政治では野党の主張する平和ボケ論は、丸裸で猛獣が生息する地域へ足を踏み込むようなもの。最大の危機が飛び交う時代を生きていることの認識不足が甚だしい。
とにかく、一方的に攻め込まれたら、身を護ることなく餌食にされてしまう。こちらの方が恐怖は大きい。相手の話を聞き入れる、対話するテーブルが存在すること
世界であれば、野党主張の外交能力が問われる。しかし、とにかく、欲しいものを手に入れる狩猟的思想に固執する国家が襲来する。この点をどのように国家の安全を確保するために、日ごろの心構えとして持つべきか、この愛国精神の土壌を耕すことが政治に要請される。
一国だの平和維持思想、現実の世界は不可能である。そこに集団的防衛構築は現実を踏まえている。一人で戦うこと、それはならず者国家と称される悲運を辿る。
グローバル化の夢が崩壊、経済戦争、そして弱肉強食の武力戦争。
無力下国際連合の現実、国連で解決する理想としする国際平和への取り組みも、拒否権発動で当事国が拒否する国連の能力を危惧する。
新たな地球上に生きる人類のための平和、幸福を追求する国づくりが急務となる。
与野党の議論、そして、国家国民の生存権を護る、わが国の国政となることを望む今日である。
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