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2024-02-22 12:56
国連に巣食うテロ組織UNRWA
赤峰 和彦
自営業
日本人にとって「国連」という名称を関するだけで、まるで正義の使者のように感ずる向きも多いのですが、実際、国連は第二次世界大戦の戦勝国が自分の利益を優先するための独善的な機関にしかすぎません。そんな国連ですが、設立早々からとんでもない下部組織をつくっていました。それがUNRWAです。第2次世界大戦終結の4年後に設立され、75年の歴史を持つ古い機関です。本部はヨルダンの首都アンマンとガザにあります。ヨルダン、シリア、レバノン、ガザ、東エルサレムを含むヨルダン川西岸の5カ所に事務所を置いて、難民への支援活動を行っています。職員数はおよそ3万人。大部分は地元採用のパレスチナ人です。世界各国で難民支援を行う国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の職員が1万2000人、新型コロナ対策を担った世界保健機関(WHO)は7000人。それと比べると、国連機関の中でもUNRWAがいかに大きな組織かがわかります。昨年10月に、ガザのイスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲攻撃した際、「UNRWAの職員が攻撃に関わっていた」という情報をイスラエルが提示。それにより日本を含む主要な国々がUNRWAへの支援を凍結すると決定しています。
これに対して、日本の左翼がUNRWAへの支援再開を訴えていますが、テロ組織を支援するのはいかがなものか。国際政治の専門家にご意見を伺いました。国連パレスチナ難民救済支援機関UNRWAの職員がハマス・テロに関与していたということです。これを1月26日にUNRWA自身が声明を発表しました。その内容としては「イスラエル当局がUNRWAに対し、10月7日にイスラエルで発生した恐ろしい襲撃事件へのUNRWA職員数名の関与の疑いに関する情報を提供した。人道支援を提供する我々の機関の能力を守るために、これらの職員の契約を直ちに解除し、遅滞なく真実を明らかにするために調査を開始する決定を下した」
と書かれています。テロに関与したUNRWA職員は刑事訴追を突きつけられて責任を問われることになるということですが、実際、これによって1月26日に12人の職員が10月7日のテロに関与した疑いで解雇されています。そして、同時にアメリカがUNRWAに対する拠出金の支出を停止しました。この支出はトランプ政権のときにやめていたものです。
この機関に出すお金は実際上、ハマスが仕切っている資金源になっている理由から、トランプは止めていました。しかし、馬鹿なバイデン政権がお金を出し始めたのですが、それがテロ資金になっているということです。今回は明らかにUNRWAの職員が関与していたということで、実際もっと多いのかもしれませんが、とりあえず1月26日に12人の職員が解雇されて、アメリカは資金供与をストップしました。そして、カナダもオーストラリアもイタリアも拠出金を一時停止にしたということです。ドイツやフランスは、止めると言っていないけど、遺憾の意を表明というか、強い懸念を表明したというレベルの話です。この機関に対して一番お金を出していたのはアメリカ、次いでドイツ、EU、スウェーデン、ノルウェーと続いて、6番目の日本は年間3300万ドルも出していました。ところが日本は他の国と違って、ストップするとは言っていません。2010.7テロ以降も、日本は止めると言っていて非常に問題です。年間、日本は3300万ドルも寄付してきており、それがダーティーマネーとなってテロに使われていました。(※日本政府は、に、1月28日UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関への追加の資金拠出を一時的に停止すると発表しました。)我々の税金がテロ組織支援に使われているというのは、恐ろしいことです。これを日本政府に止めてもらわないといけません。イスラエルのやっていることもやりすぎではないかと思われる方もいるかもしれませんが、まずはこの支援を日本がストップする方が先決だと思います。イスラエルに停戦を求めるのは、その後の話ではないでしょうか。アメリカのバイデン政権は、テロに甘いですから、トランプがせっかく止めていたものを再び出すようになっていました。それが案の定、テロに使われたということです。
この国連のパレスチナ支援機関は先生たちを養っています。このUNRWAの教職員3000人が参加するチャットがあるというのですけど、これを見ると10.7テロを称賛する声ばっかりだそうです。そして、これらの先生たちが教える授業でイスラエル人やユダヤ人を殺せということを公然と教育していると言います。そういうところに我々の政府が支援金を出すということはいかがなものかと思います。これが日本の政府のやっていることです。他の国の政府がやっていたので、過去にそういうことがあったのは仕方ないかもしれません。しかし、これは以前からアメリカの保守系メディアで言われていたことです。だから、トランプは止めていました。それに対して、日本が10.7のテロの後もお金を出し続けているというのは酷い話だと思いませんか?それから、ハマス自体がISとやっていることが、だんだん一緒になってきているということです。人質を取ってきて首を切ってみたり、女性に対する性的暴行があったり、テロリスト組織以外に言いようがありません。かつて私は『国連の正体』という本を書いたのですが、この辺りのことまでは書きませんでした。国連がいかに腐敗したところであって、特に日本のような国に対して非常に残酷な機関であるか、お金の無駄遣いをしていて機能しないし、中華人民共和国のような酷い国から思いのままに国連機関として使われているというところまでは書いたのです。テロを支援するところまでは書いていません。再び『国連の正体』を書くときは一章設けて、ハマスに対して国連機関の一部がテロを支援していたことも書かないといけないと思っています。
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